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グローバルエンタープライズで実績を積み重ねている統合ラーニングサービス「Conerstone」

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2014年12月4日(木)にザ・プリンスパークタワー東京および虎ノ門ヒルズフォーラムにて、セールスフォース・ドットコム社の国内最大級のイベント「Salesforce World Tour Tokyo」が開催されます。つい先日、協賛スポンサー一覧が公開されましたが、個人的に知らないサービス及び会社がいくつかありましたので、予習を兼ねてご紹介。まずは「Cornerstone」から。展示するサービスは「Cornerstone for Salesforce」とのこと。

同社のホームページに公開されている情報と展示内容から推察するに、ラーニングクラウドを軸に紹介されるようです。現状国内のAppExchangeに登録されているアプリもラーニングクラウドに見えます。国内で認知されている市場としてはLMS(ラーニングマネジメントシステム」に属するものですが、

Conerstoneの主な機能、というか要素は「ラーニングマネジメント」「集合研修」「ソーシャル・コラボレーション」「コンプライアンスと資格認定マネジメント」の4つです。

「ラーニングマネジメント」はいわゆるEラーニングに関連するシステムですね。研修コースの設計とコンテンツ管理と配信、個人ごとの受講状況のマネジメントと、一般的なEラーニングシステムと同じようなものだと思います。実画面を見れているわけではないため、その質はわかりません。「大手Eラーニングプロバイダーが提供する30,000以上の教材にアクセス」ともあるため、コンテンツ自体の提供も仲介しているように見えます。日本語教材がどのくらいあるのかは不明です。

「集合研修」は教室で受講するタイプの研修の管理、「ソーシャル・コラボレーション」はアフタフォロー用の社内SNS的な機能。「コンプライアンスと資格検定マネジメント」については、こと日本国内で言えば内部統制や個人情報保護マネジメントプログラムなど、社内で意識的に統制・教育すべき分野について、各個人の認識(教育)がどの程度進んでいるのか、また変更点があった場合の通達とやはり教育を徹底するための機能です。これは便利そうですね。

感覚的にですが、用意されている機能自体にはそこまで特別なものはないような気がしますが、こうした社員教育分野のシステムはこと取り扱う情報が人事システムと同レベルの(社員の)個人情報が管理されるため、国内ではオンプレミスのソフトウェアのシェアが大半を占めているような印象があります。

と、考えるとCornerstoneの強みはこの分野において他社に先駆けてクラウド(SaaS)ベンダーとして立ち、導入実績やそのうたい文句にもあるようにグローバル企業を中心とした事例を積み重ねていることなのかもしれません。

お話を聞いてみたくなります。

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Cornerstone for Salesforce (Japan) - Cornerstone OnDemand, Inc. - AppExchange


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