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Salesforceと連携可能な名刺管理アプリ(サービス)まとめ

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名刺情報の入力は面倒です。

個人が日々の活動で交換する名刺の数はせいぜい数枚から十数枚で、それを都度入力すればよいではないか、と考えるものですが単純な入力作業は常にストレスフルで、「ああ、面倒だ後でやろう」とか考えている間に未入力の名刺が増えていきます。

また、個人レベルでは、連絡したいと考えたタイミングで名刺を引っ張り出せば良いことなので、名刺をデータ化する価値をそこまで感じないわけですね。ただ、マーケティング活動においては名刺や個人情報がデータ化されていることは非常に重要で、メールマガジンの配信を中心としたマーケティングキャンペーンの実施時や、展示会出展後のアフターフォロー時には名刺情報のデータ化を行う必要があります。

昨今、SanSanの活躍を中心に、名刺管理サービスが市場カテゴリとして認知されてきています。これらは単体としてもCRMのような使い方ができるだけでなく、SalesforceのようなCRMと連動させることで、名刺情報のデータ投入サービスとしても機能します。Salesforce導入時に同時に導入しておけば、少なくとも名刺情報の入力については、利用者に「面倒だ」と感じさせず、むしろ「導入して便利になった」と感じさせることもできるのでしょうね。

ということで、今回はSalesforceと直接連携可能な名刺管理サービスを紹介していきます。

Sansan

【TVCM放映中】営業を強くする名刺管理Sansan

 この分野の最大手です。人力によるデータ入力提供している機能も最も充実しています。単純な名刺情報の共有と管理だけでなく、名刺情報を軸にした様々な情報が管理できるのが魅力的です。例としては、名刺情報と関連した各種ニュースや社内人脈(自分以外に同一人物に会っている人間を知れる)そして、名刺の更新履歴等を参照できたり、各企業の組織図(会社マスタ)の生成機能など、顧客との関係性が深まるほどに欲しくなる情報の蓄積が意識されているのが非常に魅力的です。メール配信数も無制限です。商談管理や日報機能も有しているため、SanSan単体でもSFA/CRMとして十分機能します。


営業を強くする名刺管理 Sansan - Sansan株式会社 - AppExchange 

SmartVisca

Salesforce1対応クラウド名刺管理サービス | SmartVisca(スマートビスカ)

 2014年11月にリリースしたばかりの新しいサービスで、株式会社サンブリッジが提供しています。Salesforceユーザー専用サービスであることが最大の特徴で、他のサービスが自サービスとSalesforceで名刺情報を並行管理(コピー)して利用するのが前提になっているのに対し、SmartViscaは名刺情報のすべてがSalesforce内に集約されます。

個人情報(顧客情報)が複数のクラウドサービスに保存されることに懸念があったり、導入のための社内ネゴが大変になったりすることを重視する企業には魅力的なサービスだと思います。


クラウド名刺管理サービス SmartVisca(スマートビスカ) - 株式会社サンブリッジ - AppExchange

メイシー

超簡単な名刺管理!|メイシー

人力によるデータ入力を行う名刺管理サービスとしてはSanSanと共にかなり老舗になりつつあるサービスです。名刺管理と共有に特化していることが特徴で、SFA的な機能がない分、逆にシンプルで使いやすいUIになっています。「余計な機能はいらない、名刺が管理共有されればいいんだ!」という方や企業におすすめです。


メイシーデータ連携 - 株式会社もぐら - AppExchange

アルテマブルー

名刺管理サービスのアルテマブルー

 こちらも名刺管理サービスとしては老舗です。ここまで紹介したサービスとは異なり、人力による入力支援はなく、OCRによる機械的なデータ化が中心のようです。

実際に試したことはないため、その精度については判断できませんが、人力入力系のサービスは名刺登録後から実際にデータに反映されるまでに最低1日は要してしまいますので、スキャンした直後にデータ化される魅力はあると思います。人力によるデータ入力がないことを除けば、他の機能はSanSanに匹敵する機能を持っているサービスでもあります。

精度が多少落ちても即データを利用できることを重視したり、データの校正ができる人員を社内に既に確保できている企業であれば、人力系よりも効果的に運用できるのかもしれません。


究極の名刺管理サービス「アルテマブルー」 - キヤノンエスキースシステム株式会社 - AppExchange

CAMCARD Business

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名刺管理|名刺認識アプリCamCard Business

 CAMCARDは中国で1億人規模で利用されている名刺管理サービスで、どちらかというと個人向けとして普及したサービスのようです。今年10月にキングソフトが開発元のINTSIGと提携して国内での本格展開を開始し、auのスマートパスにも追加されました。これはOCRでの自動データ化が基本で、月の枚数制限はあるものの、人力での校正にも対応しているようです。

最初、個人向けのアプリで試してみたところ、アプリでの写真撮影の使い勝手が見事で、そのまま法人向けの体験版を申込、実際に10枚程度撮影して見ました。が、精度は高いように見えるものの、苗字と名前の分割やフリガナがほぼすべておかしくなるため、Salesforceとの連携はできますが、流し込むためにはほぼすべてのデータをチェックする必要があるように思えます。

ただ、手動入力での事後校正をよしとするのであれば、スキャンした名刺画像と編集画面が一体化した画面での入力は、机に名刺を置いて入力するよりも遥かに効率がよいため、価格と相談してこうしたCAMCARDを使う道もあるような気がします。

まとめ

Salesforceへ入力するためのデータ化を目的とするならば、やはりSanSanやSmartViscaのように、人力による入力をやってくれるサービスを利用したくなります。

CAMCARDのようなOCRを利用した名刺管理サービスは、アプリとして個人利用する分には必要十分ですが、正しいデータとしてSalesforce等に流し込むデータとしてはちょっとそのままでは使えません。アルテマブルーを試せていないため、絶対とは言えませんが。

データに正確さを求めるのであれば、人力クラウド系の名刺管理サービス。スピードと名刺共有のみにフォーカスするのであればOCR系の名刺管理サービスを選択するのが良いかな。というのが現時点での私の雑感です。