2016.2.15 残念ながらサービス終了したようです。
とりあえず、自分と一緒にWebサービスを試してくれそうな人をToに、go@chat.ccをccに入れてメールを送ってみてください。しばらくするとchat.ccから返信メールが届くと思います。
メールが届いたら「JOIN THEM」と書かれたボタンをクリックしてみましょう。スマホやPCからすぐにチャットを始めることができます。
アプリのインストールもサービスへのサインアップの必要もなく、メールを送信するだけで関係者間でのチャットができるようになる。そんなサービスです。
chat.ccの使い道
chat.ccはまだ出来立てのサービスで、現時点ではこのライトさを殺さないように注意しながら細かく品質を高めている状況に見えます。また、サービスサイトの概要説明を見ている限り、現状ではビジネスでの利用を意識しているようにも見えます。
軽くchat.ccを触ってみた中で使えそうだと感じた用途をいくつか挙げておきます。
1.セールスやユーザーサポートで
自社のWebサイトやWebサービス上でチャットライクなコミュニケーションを取ることは現状それほど難しくありませんが、問い合わせフォームやメールによるコンタクトを取ってくれた方へのフォローの過程で、相手方にサインアップ等の追加入力や作業を必要とせずにチャットが利用できそうなのは魅力的です。
また、ユーザーサポートでも使えそうですね。WebサービスやEC等であれば、以前ご紹介したintercomや、その他の埋め込み型のチャットサポートツールを使えば容易に実現できますが、そうした場を持ちにくいビジネスでもメールによるコミュニケーションさえ行っていればchat.ccが使えそうです。もちろん、誰もがチャットを選択してくれるわけではないでしょうが、「チャットでも対応可能です」と、言えることが大きいですね。
2. 企業間のコミュニケーションツールとして
個人であればLINEやFacebookメッセンジャー、企業内での利用であれば各社が提供しているチャットサービスの認知度がかなり高まっていることもあり、普段から何らかのチャットを利用しているのではないかと思います。
ただ、企業間をまたがったコミュニケーションにおいては、各種サービスのサインアップを促すことが困難であったり、全員が利用するサービスを揃えることはなかなか難しかったりすると思います。
そうした際に、chat.ccでとりあえず関係者にメールを送ってしまえば、多少の機能的な不満こそあれ、即座にチャットが始められます。これはラクです。他のツールを使うにしても、最初はとりあえずchat.ccでチャットを始めてしまい、その中で利用するツールを再度検討しても良いのではないかと思ってしまいます。
今後の進化が興味深いサービス
相手方のメールアドレスだけわかれば使えるchat.ccは、なんだかんだとメールアドレスが個人特定の軸になっている(特にB2B向けの)CRMやマーケティング関連のツールとの相性が良いように思えます。無駄な機能がないことも他のツールとの併用する上で邪魔にならず、試しに使ってみる敷居も低いです。
ただ、chat.ccのブログを見るとわかりますが、「メールを送るだけでチャットを始められる」という一つのアイデアを形にした駆け出しのサービスのようなので、今後のユーザーからのフィードバックや用途の絞り込み(するかどうかは不明ですが)によって、どの方向に向かっていくことになるのか、とても興味深いサービスです。
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ユーザーの利用状況の把握と1to1コミュニケーションを可能にするSaaS向け神サービス「Intercom」 - Enterprise Apps Now