MailChimpは、自社でも2年くらい使い続けていたメール配信サービスです。現在では国内でも徐々に説明の必要がないくらい知名度が上がってきているような気がしますが、私たちがMailChimpを使い始めたころに、海外の同種のサービスを探っていたころ(2年前くらい)は、価格・機能面でMailChimpに張り合える競合サービスはほとんどありませんでした。今だとSendGridのマーケティングメールやBenchmark、最近日本語版が正式にリリースしたZohoキャンペーンなど、似たような価格、似たような機能でも選択肢がだいぶ増えてきている気がします。
とはいえ、現状AppExchangeの人気ランキングを見てみると2番目に掲載されていますので、英語圏での利用者の数は相当なんでしょう。ちなみに、2014年1月時点だと、400万ユーザーらしいです。
現在私たちは利用していないのですが、HTMLメールを配信する上で必要なことは概ね揃っていること、無償枠を超えない状況を作っておけば、有償契約時に配信した過去のメールの情報を含めて参照もでき、メールキャンペーンの作成もできます。ですので、時たまMailChimpを開いては、HTMLメールやレスポンシブメールのテンプレートなどを参考にしたりしていますね。
アップデートも非常に頻繁に行われているため、マーケティングメールツールの現状を知る上でも役に立ちますので、アカウントを作っておく価値のあるサービスだと思います。
ただ、以前利用していた際には、配信先の環境によってはメールが文字化けしてしまうことがありました。日本市場へ参入する気配は今のところ見えないので、本気で運用を検討する場合には割り切りが必要かもしれません。
MailChimp for Salesforceで何ができるのか
せっかくなので、MailChimp for Salesforceをインストールして見ました。正直、思った以上によくできていて驚きました。MailChimp for Salesforce自体は無償ですので、誰でもインストールできますし、そのまま利用することもできます。MailChimpを使ったことがある方で、Salesforceも利用されているのであれば、一度は試してみてもいいかもしれないです。
MailChimpを利用するためにはまず「List(配信リスト)」を作成し、それを利用して「Campaign(配信キャンペーン)」を作成してメール配信を実際に行うわけですが、MailChimp for Salesforceでは、MailChimpのListやCampaignの結果をSalesforceのリード等の情報と同期できるだけでなく、おそらくすべてのMailChimp側の情報をSalesforceの画面上で確認することができます。
ですので、MailChimp自体の画面を意識的に開くのはメールキャンペーンを実行するときだけで、普段はSalesforceの画面だけ見ていればよさそうです。
なかなか良さそうです。機会をみてまた使ってみたくなります。
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