弁理士事務所が提供している商標が簡単に取れるサービス「Toreru(トレル)」。昨年12月に下記のブログを更新するとともに、出願をしていました。
出願日は12月10日でしたが、先日審査が完了し、めでたく登録査定となりました。査定日が4月13日ですので、大体4か月でここまで来たことになります。登録手続きから1か月後くらいに登録証が届くとのことなので、登録証が手元に届くまでの時間としてっは大体5か月くらいになるんですかね。
2014/12/10出願、2015/4/13日査定
完了したこと自体はメールが届き、久々にToreruにログインすると査定日の情報と審査報告書がダウンロードできるようになっていました。
久々にToreruに触りましたが、上記のように登録から完了までのプロセスが一目でわかり、関連するドキュメント(請求書や報告書など)をすべて参照できるのはやはり助かります。
特に、Toreruの場合、前回この画面を開いたのはそれこそ出願依頼時の4か月前ですので、当時何を読んで、何を書いたのかはほとんど忘れています。ですが、このようにシンプルにまとめておいてもらえると、ざっと振り返って、次に何をしなければいけないのかがすぐわかる。
こうした副次的な作業であればあるほど、「何を、どんな理由ですれば良いのか」がすぐにわかるというのは重要ですね。使ってみないとわからないものです。勉強になります。
「登録申し込みボタン」を押すと 登録に必要な費用の見積と登録内容が確認でき、そのまま申込が行えます。
請求情報はその後すぐにメールが送られてきますが、画面上で請求書をダウンロードすることも可能です。出願時の請求書もこちらで確認することができるので、このタイミングで出願に必要な総費用がいくらで、今回支払う費用が何を意味するものなのか、再認識することができます。
調査からの一連のプロセスは、対面で弁理士の方に依頼してもそれほど変わらないのでしょうが、個々のプロセスにかかる時間はToreruのようなスタイルで実施した方が遥かに速いのでしょうね。
対面で話すことは、自分(出願者)の勉強や理解を深めるためだったり、細かい対応をしてもらう上では意味はありますし、手際の良い方に対応してもらえればスピードもToreruより早いケースもあるでしょう。
ただ、そうしたことは対応してくれる弁理士やその他の方のコミュニケーションスキルに依存します。運悪く手際の悪い方が担当になれば、単純な処理スピードはもちろん、コミュニケーションコストにも影響します。
今回の審査完了から登録申し込みのステップで考えてみても、価格の内訳や目的など、説明が不足していればQ&Aが繰り返される可能性もある内容です。そうしたことに時間を割くのはお互いにとって不幸ですよね。コミュニケーションコストが問題になるのは、発注側よりもむしろ受注側ですし。
ちなみに今回、審査報告を頂いてから登録申し込み、登録料の入金に至るまでの時間は10分程度で済んだと思います。
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今回の商標出願等は特にそうですが、慣れない無知な領域の仕事は開始から終了までのプロセスが特にわかりません。費用等についても同様で、どんな費用がいつ発生するのか、何が実費で何が報酬なのかも、士業の方に何度か依頼するまではわからなかったりします。
Toreruを使って改めて便利だと感じたのはこの辺ですね。漠然とした商標に関する知識はもともとありましたが、実際の出願プロセスは経験したことがなかったため、「なんとなく大変」なイメージを持っていて、先送りになっていました。
それが、開始から終了までのプロセスや進捗がわかり、調査、出願時に必要な情報はフォームに沿って入力するだけで済み、大事なポイントだけは電話による連絡でフォローしてくれる。
そうした「敷居の低さ」がこのサービスのポイントですね。
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